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温泉の入浴方法

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正しい温泉の入り方
○お湯を体にかけてから
エチケットであると同時に、お湯を体にかけて毛細血管を徐々に広げていきます。
急に熱いお湯に入ると、皮膚の血管がパッと広がり、血圧が下がります。
脳溢血、心臓発作の危険性があります。特に高齢者は血管が弱っているのでお気を付け下さい。

○入浴中はお静かに
半身麻痺、小児麻痺、リウマチの方は、お湯の中で悪い部分を動かすと良いです。気管支喘息の方は温泉の中で呼気運動をすると良いと言われています。

○温泉成分を流さない
体に温泉の成分が付いていますので、体が乾くまで待つのが宜しいです。
上がる時はシャワーで流したり、タオルで拭き取らないほうが良いです。
但し、酸性泉はお流し下さい。
入浴後は湯冷めをするといけませんので、薄着や外出にはお気をつけ下さい。
温泉入浴は意外と体力を消耗致しますので、十分な休養をお取り下さい。

○熱くないお湯にゆっくり
熱くないお湯にゆっくり入る事で温泉成分が体内に吸収されます。
入るという行為でリラックス効果、鎮静作用も加わります。
特にリウマチ、高血圧、ノイローゼの方には効果があります。

○1日1回の入浴で十分

入浴回数は1日1回で十分です。
湯治の場合、徐々に回数を増やしていきますが1日3回までが良いそうです。
温泉に30分入ると1kmの距離を走ったエネルギーを消費すると言われています。
湯治の際は十分な休養をとりになり、ゆっくりお入り下さい。

○お湯の温度は38-40度ぐらいが普通
鎮静効果を期待する場合、35-36度のお湯にゆっくり長く入るのが良いです。
刺激療法を試みる場合は高温のお湯に短い時間入る。
普通は38-40度位のお湯に入ると良いと言われています。
高齢者は高温浴をされますと、血管が弱くなって狭心症を起こしたり
腎臓がこわばっているので尿毒症を起こす危険性があります。
また、高血圧で肥満の方は入浴による血圧動揺の幅が大きいので
脳の循環障害を起こす危険性もあります。

○うたせ湯
うたせ湯は一種の圧注療法で、体の位置を変える事により加減をして下さい。
5分から15分位、行った後は十分に休養をおとり下さい。
リウマチや神経痛に良いとされております。

温泉に入る場合の緒注意
○食事の直前、直後は避ける
温泉に入ると胃酸の分泌が減少します。
食後は入浴のため体の表面に集まった血液が中々消化器官に回りません。

○興奮している時、疲労している時は気を付ける
まず心を静め、ゆっくり休憩をしてからお入り下さい。

○過度のスポーツや重労働の後は注意
内臓の血流が体の表面に集まっていて、脳溢血で倒れる事があります。

○飲酒直後は避ける
血圧の動揺を起こしやすく、入浴は禁物です。

○急性の病状が進行している方は避ける
悪性腫瘍や癌 (がん) などの場合、入浴は病状を悪化させます。