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温泉利用料金¥390に!



鹿児島温泉銭湯の入浴料金、2012年10月1日より値上げ-6年ぶり-

鹿児島県内の温泉公衆浴場(沸かし湯の銭湯も含む)の入浴料金統制額(最高額)が2012年10月1日から改定されます。これに伴い、県内の多くの浴場で入浴料金が値上げされる事になりそうです。公衆浴場入浴料金の統制額(最高額)改定は下記、鹿児島県告示第1047号の通り。

鹿児島県告示第1047号
物価統制令(昭和21年勅令第118号)第4条の規定により,公衆浴場入浴料金の統制額を次のとおり指定し、平成24年10月1日から施行する。なお、平成18年6月9日鹿児島県告示第1026号(公衆浴場入浴料金統制額の指定)は,平成24年9月30日限り廃止する。
平成24年9月18日 鹿児島県知事 伊藤祐一郎
大人(12歳以上の者) 中人(6歳以上12歳未満の者) 小人(6歳未満の者)
390円 150円 80円
備考1 この表に掲げる統制額は,消費税及び地方消費税に相当する金額を含むものとする。
備考2 この表に掲げる統制額は,鹿児島県公衆浴場法施行条例(昭和44年鹿児島県条例第24号)第2条第2項の特殊公衆浴場の入浴料金については適用しない。


鹿児島県によると県内銭湯の入浴客は2008〜2010年度で約5%減少。2012年の重油価格は1リットル当たり78円で、2008年と比較すると14円上昇。料金値上げは2011年8月鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合が県に要望しました。知事から諮問された鹿児島県公衆浴場入浴料金審議会(堀之内芳平会長)が調査し、2012年8月27日に審議会開催、入浴客の減少と重油価格の高騰を主な理由として、値上げやむなしとの答申をまとめました。鹿児島市内の組合加盟施設の温泉浴場、銭湯(沸かし湯)約50軒が、ほぼ値上げをする見通しです。料金改定大人料金(12歳以上)の最高額は、30円上がり390円、中人(6歳以上12歳未満)は10円値上げの150円、小人(6歳未満)は現行据え置きとなります。入浴料金は1995年に大人300円、2000年に330円、2006年に360円に値上げされており、今回6年ぶりの値上げとなりました。浴場経営者の高齢化、後継者不足、一般利用者の生活環境変化に伴う利用減、そして燃料の高騰と浴場業界を取り巻く環境は非常に厳しく、このままでは再び値上げということにもなりかねません。早急な対応、つまり利用者増加へ向けての創意工夫、継続利用を助長するソフト開発が必要です。

鹿児島温泉観光課六三四城(運営:かごしま温泉の会) 2012年9月29日